概要:ボールミルとロッドミルは、濃縮所で広く使用されている2つの主要な選鉱機械です。

ボールミルとロッドミルは、濃縮所で広く使用されている2つの主要な選鉱機械です。

それらは外観と作業原理は似ていますが、構造、性能、用途など多くの点で異なります。これから、ボールミルとロッドミルの7つの主要な違いを分析し、ボールミルとロッドミルの選び方をお伝えします。

ボール粉砕機とロッドミルは同様の原理で動作しますが、それぞれに大きな違いがあります。

1. 形状と構造の違い

2つの装置の円筒形状の比率は異なります。一般的に、ロッドミルのチューブ長と直径の比率は1.5:2.0です。さらに、ロッドミルの端カバーのライニングプレートの内面は垂直です。しかし、ボールミルのチューブ長と直径の比率は小さく、ほとんどの場合、比率はわずかに1を超える程度です。

さらに、ロッドミルの円筒の作業速度は、同じ仕様のボールミルよりも低いため、ミル内部の媒体は落下の状態にあります。

ball mill
rod mill

2. 排出方法の違い

最も頻繁に使用されるボールミルは、ラティスボールミルおよびオーバーフローボールミル(異なる排出構造から名付けられています)です。しかし、ロッドミルは鉱石を排出するためにグレーティングを使用せず、オーバーフロー型とオープン型の2種類のロッドミルがあります。さらに、ロッドミルの空洞シャフトの直径は、同じ仕様のボールミルよりも大きいです。

3. 研削媒体の違い

ロッドミルは通常、直径50-100mmの鋼棒を研削媒体として使用しますが、ボールミルは通常、鋼球を研削媒体として使用します。

ball mill vs rod mill

ボールミルの鋼球は点接触にあり、ロッドミルの鋼棒は線接触にあるため、それらの作業方法は明らかに異なります。

4. 媒体充填率の違い

媒体充填率は、ミル容量に対する研削媒体の割合を指します。異なる研削方法、異なる研削ミル構造、異なる運転条件および媒体の形状に対して、充填率の適切な範囲があります。媒体充填率が高すぎても低すぎても、研削効果に影響を与えます。一般的に、ボールミルの媒体充填率は約40%-50%、ロッドミルは約35%-45%です。

5. 異なる性能

ロッドミルの特徴は、最終製品は粗いが粒子が均一であり、粗い粒子やスライムが少なく、過度の粉砕状態が比較的低いことです。

一方、ボールミルは高い生産能力、材料への強い適応性、製品の高い微細度、エネルギー節約が特徴ですが、欠点は過度の粉砕現象が多すぎることです。

6. 安定性の違い

ミルが稼働しているとき、ボールミルは慣性衝撃なしで作業でき、設備の正常かつ効率的な運転を確保し、ダウンタイムを減少させ、生産効率を向上させます。

7. 異なる用途

トン鉱やスズ鉱、およびその他の希少金属の重力や磁選別を行う際に、ロッドミルを使用して過度の粉砕を防ぐことが一般的です。

二段階の粉砕プロセスでは、ロッドミルは通常、大きな生産能力と高効率の第一段階の粉砕設備として使用されます。柔らかいまたはあまり硬くない材料を粉砕する際には、ロッドミルをショートヘッドコーンクラッシャーの代わりに使用して細かく粉砕できます。構成がシンプルで、コストも低く、ダストを減らすことができます。

ボールミルは、微細粉砕プロセスの結果として過度の粉砕が起こりやすいため、金属選鉱には適していません。

これらはボールミルとロッドミルの主な7つの違いです。今、それらを学びましたか?